「相手には悪いが
少々手荒な方法を取る。
それは
一発で的確に
急所を狙い
一発で逝かせる。」

またまた
逝かせる。って
本当に
日本語の漢字の使い方間違ってるからね。

「これらを殺るために
お前達には
体力を付けてもらう。
今のお前達じゃ
出来て十人って所だ。
下の奴等何て
三人出来るか出来ないか。
このままじゃ
確実に負ける。」

本当に
言い方キッツイねー

「お前達には
最低でも二十人相手してもらう。
下の奴等は五人。」

「えっでも
そこまでしなくても
人数は十分じゃないですか?
俺達一人が十人を相手して五十人。
下の奴等一人が三人を相手して三百人。
全部で三百五十。
余裕じゃないですか。」

甘いな和馬。

「さっき
俺が言ったのは
現《閻魔》の数だ。
《閻魔》は誰でも入れる。
《夢龍》の様に
入るための試験何てない。
そのせいで
《閻魔》は数日で
有り得ない数になる。
だから
先を読むんだ。
多分
あの日には
また増えているだろう。
そのためにも
倍の人数を相手出来る様にするんだ。」

「そう言う事ですか。」

「あ~
さっそくだが
明日から始める。
下の奴等は
俺、朔人、雅也が見る。
お前達五人には
櫂が付くから。
そのつもりで居てくれ。」

「分かりました。
下の奴等には
すぐに伝えます。」

「あ~
だけど
無理はさせるな。
嫌なら出なくていい。
これは
俺達だけで決めて良いことじゃない。
命がかかってるんだ。
覚悟がある奴だけ
集めとけよ。」

最後に俺が言う。

「はい。」

「じゃあ
俺達は帰るから。
また明日な。」

そい言って
俺達四人は
《夢龍》の倉庫を
後にした。