「乱闘じゃなくて
殺人事件ですか?」

「あ~
いきなり
《麗龍》に
《閻魔》が
攻めて来たんだ。
《閻魔》の総長は
以上に少女に執着していた。
その理由は
少女が亡くなった妹に
似ていたから。
アイツは妹と少女を比べていた。
そして
少女を
自分の物にしようとした。
アイツは
そのためには
《麗龍》から
少女を離そうとしたんだ。
少女は嫌がった。
だけど
アイツは
引き下がらなかった。
そして
少女が離れないのなら
《麗龍》が
なくなれば…と、思い
攻めて来たんだ。
もちろん
《麗龍》は勝った。
だけど
甘かったんだ。
アイツは
ナイフを出し
少女目掛けて走った。
少女は気付いていなかった。
そして
気付いた時には
もお遅かったんだ。
だが少女は無事だった。
刺されたのは仁だった。
いち早く仁は気付き
少女を庇った。
そして
仁は死んだんだ。
そして
それから少女は変わった。
また
あの頃の少女に戻った。
いや、少女は
あの頃より酷くなった。
そして
荒れて暴れ始めた。
そんな
少女に付いた名は
《綺死麗》
意味は
死んだ瞳の綺麗な人間。
そう。その名の通り
少女の瞳は
綺麗だが死んでいた。
そしてある日
少女は消えたんだ。
だが一年後…
少女は現れた。
もお分かってるだろ。
この少女こそが…


星羅だ。


…───菅原星羅
今お前達の
《夢龍》の姫様
菅原星羅だ。」

そして
俺の昔話しは
全て終わった。