・櫂side・
「あの…
そろそろ本題に
入って頂けないでしょーか」

和馬に言われて
思い出した。

そうだそうだ。

そうだった。

早く本題に
入らないとな。

俺はスイッチを入れる。

そして
俺は
先代になり
そのオーラを出す。

それは
他の三人も同じだ。

凪と俺は
あの頃の
《夢龍》
総長、副総長の顔になり

朔人と雅也は
あの頃の
《麗龍》
総長、副総長の顔になる。

それを確認して
俺は話し出す。

「話す前に
お前らに一つ聞く。」

「「「「「はい。」」」」」

「今から話す内容は
事の次第によっては
怪我をするかもしれない。
お前らの命を奪うかもしれない。
命が無くなるかもしれない。
それでもいいか?
嫌なら出ていけ。」

「みんな
覚悟なら出来てます。
櫂さん、凪さんが
出てくると言う事は
それほどデカイ事。
それでも
俺達は逃げない。
命をかけます。」

その椎の言葉に
力強く頷く四人。

デカクなったな。
お前ら。

椎…

良く頑張ったな。

ちゃんと
総長やってるんだな。

「じゃあ話すぞ。」