ザ・レイム(霊務5)


霊が不安がって心が弱っているとこを狙って、マインドコントロールにて支配するという汚いやり方……









人ってこうやって騙されて行くんだな~と、端から見ていたオッサンは思った。











「さあ、もっと人集めるわよ! まだ見渡すと霊がチラホラ居るんだから。あっ! キミもどう? この団体『礼子様倶楽部』に入らない?」











「あ……いえ、そう言うのはチョット……」










比較的頭のいい霊は落ち着いており、礼子を怪しく思い逃げていく。



賢明だ。








それでも礼子は諦めず、更に勧誘を続ける。










「ねえねえ、今の壁凄かったわね! 世界の終わりよ!」










「……ゲッゲッゲ。ああ、そうだな。世界の終わりだな」










「そうよ! だからアナタもこの『礼子倶楽部』に……ってチョット――!! 無視して行かないでよ!!」










その自由奔放ワガママっぷりに、オッサンがついに止めに入った。











「はあ……黙って見とけば君はどこまでやるかと思ったが……やはり際限を知らないみたいだね。これ以上おおごとにしてどうするの君は……」










すでに信者は10人くらい居るが、これ以上被害が大きくしないようにするのも礼子責任者としての仕事。





年々、手が付けられなくなってきてるから困る。











「さあ、もうこの人数でもいいから警備を続けるよ。馬鹿」










つい一言悪口が出てしまったが、このまま全員一緒に警備を続ける事にした。










一方その頃他のメンバーは――