ザ・レイム(霊務5)


「さ~て……」









ドームが完成した頃に、亀咲は動き出した。





辺りを探ると、早速霊を発見した。











「お、お、お、何だ何だ? ど、どうなってる??」









そんなあたふたしてる霊に対し、亀咲は背後から頭目掛けて手を振り下ろした!









「何も知る必要はないわよ。お休みなさい……」








「ギャアアア!!!…………」









一瞬霊が悲鳴を上げたかと思うと、嘘のように直ぐ大人しくなった。







ストレス解消のイジメか何かか?









オッサンは一連の行動に耐えきれず、思い切って訪ねてみた。








「あの~……一体何をしているんですか?」









「フフン。アタシの可愛いオモチャを蘇らせるまでもない。偵察代わりに、この低級霊を操るまでよ」










「ああ、田中さん。さっき張った獅死雄の特殊能力の結界は、強い霊を通れなくする物……当然あーゆー下級レベルの霊は残るから、それを更に亀咲ちゃんが支配するんだ。いいコンビだよ」









火鳥がそこまで説明し、ようやく何をしていたか分かった。



てか可哀想。



森の霊達、強い者も弱い者もみんな迷惑。










「アタシはコイツとドーム内を見回りしてくるよ。ここは火鳥に任せて、アンタ等も別な場所で警備に当たりな」










「分かりました亀咲さん。このスチャラカ二匹連れて警護してますよ」









そう言ってオッサンは礼子と眠り猫を連れて、来た道を戻るのであった