「さ~て……」
ドームが完成した頃に、亀咲は動き出した。
辺りを探ると、早速霊を発見した。
「お、お、お、何だ何だ? ど、どうなってる??」
そんなあたふたしてる霊に対し、亀咲は背後から頭目掛けて手を振り下ろした!
「何も知る必要はないわよ。お休みなさい……」
「ギャアアア!!!…………」
一瞬霊が悲鳴を上げたかと思うと、嘘のように直ぐ大人しくなった。
ストレス解消のイジメか何かか?
オッサンは一連の行動に耐えきれず、思い切って訪ねてみた。
「あの~……一体何をしているんですか?」
「フフン。アタシの可愛いオモチャを蘇らせるまでもない。偵察代わりに、この低級霊を操るまでよ」
「ああ、田中さん。さっき張った獅死雄の特殊能力の結界は、強い霊を通れなくする物……当然あーゆー下級レベルの霊は残るから、それを更に亀咲ちゃんが支配するんだ。いいコンビだよ」
火鳥がそこまで説明し、ようやく何をしていたか分かった。
てか可哀想。
森の霊達、強い者も弱い者もみんな迷惑。
「アタシはコイツとドーム内を見回りしてくるよ。ここは火鳥に任せて、アンタ等も別な場所で警備に当たりな」
「分かりました亀咲さん。このスチャラカ二匹連れて警護してますよ」
そう言ってオッサンは礼子と眠り猫を連れて、来た道を戻るのであった



