ザ・レイム(霊務5)


オッサンは納得したように、腕を組んで頷いて見せた。








「!!既に青龍以外は奪われていたのですか……なる程、なる程。この竜騎君が、最後に手に入れる四神の力と言うワケですね……」








「フン……前の代の白虎は情けないわ! 俺なら力を奪われる何てマヌケな事はなかった……己の弱さを恥じるといい!」









獅死雄は過去に白虎を名乗っていた先祖を不甲斐なく思い、憤っている。









先程から機嫌が悪い理由が、分かったような気さえする。










「そう言うなって獅死雄……火鳥んとこもアタシんとこもやられてたんだから、相当な手練れだよ。とにかく、あの無敵を誇っていた竜騎はいないんだ。私達でこのチビを守るしかないさ」









オッサンは前の竜騎を思い出した……


あの霊界テロ事件の竜騎を……









『霊の能力を無効果する力』


確かにあの無敵とも言える力で、その無に帰す者と言う輩も簡単にはいかなかったであろう。










しかし、もう前の竜騎はいない。









過去に何度も同じような嫌な体験をしてきたが、今回の敵は今まで以上に悪い予感がするのは、この強大さにあったからである。










礼子の体調も良くない上、過去の四獣霊達を襲った脅威の相手。

いくらコチラ側が強いメンバーで構成されていると言えども、油断はしない事を胸に留めておいた