このアホ猫を見つけてしまっては、放っておくわけにはいかない。
その辺で、惨殺事件でも起こされたら適わないので。
「はあ……面倒見るか……倍疲れる」
「オッサン大丈夫? やつれてない? そりゃあ今竜騎君のいざこざも重ねれば、倍疲れるわよね~」
……
いや、お前の面倒と合わせて倍面倒くさいって意味だよ……
とは、仕返しが怖いので口が裂けても言えなかった。
「さあ、眠り猫君店じまいだ。こんなとこに居ても客は来ないよ。ツナフレーク上げるからおいで」
「ニャッ! 行くニャ!!!」
単純な分、扱いは楽である。
礼子も気が合う話し相手が居れば、あちらこちら移動しないので丁度良いかもしれない。
眠り猫を加えたオッサンは、再びいつものバス停付近に戻り、適当な土産話を聞きながらしばしの時を過ごした



