ザ・レイム(霊務5)


霊達が絶望にまみれる……

この瞬間を待っていた。








そこへバッと飛び出したのは、あの男。










「みんな! 霊務が出来なくなるワケじゃないんだ! ここは新しく生まれ変わる……そう考えればいいんだよ! 俺はやってやる! 例え思い出の地が消えても、俺たちゃ霊務が出来るんだ! 俺についてくるヤツはいないか!」










シ~~~ン……








しばらく沈黙の後に、ようやく決意を固め始めた霊達は、やる気を見せた。









「よし、俺はついて行くぞ。ここはここだもんな」









「……やろう。みんな。新たな地で!」










その流れを見て、思った以上スムーズに事が運んだ事に、思わず微笑したくなるが我慢した。








もはや、自分が上に立ったも同然。









今回の作戦は、見事勝利の道へと納めた……









……のだが?