「う、うわぁ~~!!!」
叫んだのは……
アニマル社長ではない。
霊達から、一斉に悲鳴が上がった。
「ま、窓にウ○コついてる~~!!!!」
見ると、叩く箇所の窓に、犬の糞らしき茶色い塊が満遍なくヘバり付いている。
満天の星……てか満天のウ○コ。
お陰で霊達は誰一人として触れられず、窓を叩けないでいた。
それでもラストチャンスなので、何とか挑戦しようとする霊もいるが、後ろから『触るのか?』『触るのか?』と嫌な視線を感じている。
やるのか!?
と思っていたら……
「ダメだ……やっぱウ○コは触れねえ……」
その場でグシャリと、膝を地面に落としてしまう。
挫折の念が、呆然とする彼等に襲いかかっていた。
全てのプランが悉く失敗。
一体何が原因でこうなったのか、誰も理解できなかった。
…………
《フッフッフッフッフ……》
その様子を嘲るように、柱から影が伸びた



