ザ・レイム(霊務5)


ガラガラ……








そのドアの音で廊下の霊達は気付き、声が響き渡った。











「居たぞ! あそこだ侵入者は!!」











ワー!!!!



合図と共に何十匹の霊が、どうやって持ってるかモップやホウキを持って追い払いに迫ってきた。








ブンブンと無作為に振り回している。











「俺らの学校から出てけー!!!!」









そう言い放ちながら、礼子の顔を確認すると……







その足は、ピタッと数m前で急停止をした。










皆が持っていたモップやホウキやブルマーが、ポロポロ落ちる。










信じられないような目で、全員が全員、口をパクパクさせながら同じ事を揃えて言った。













「あ、あ、あ、あ、兄貴!!?」











礼子はヨッと一言言って、悠々と挨拶してみせた。













懐かしのメンバーとの再開。






てか誰だよ、一匹ブルマー持ってたヤツは