恵人?何でそんな悲しい顔であたしを見てるの?? 恵人はあたしの頭をなでる。 これ、夢だよね? 「好きだよ......。」 恵人はあたしの頬にキスをして、図書室を出ていく。 これが、これが現実だったらいいのにな。 恵人、好きだよ。 ―――――――――・・・ ――――・・・ 「っやっぱり夢かぁ......」 外はすっかり綺麗なオレンジ色になっている ......帰ろ。