「向井さん!おはよ!!」
「お、おはよ!」
あたしはこの人の笑顔が嫌い。
偽物の笑顔。
目が笑ってない。はっきり言って怖い。
「ねぇねぇ向井さん!私の席と交換してくれない??」
「え?別にいいですけど?」
「ほんと?ありがとう!!」
こんな人と隣なんて気が重いだけだし
しかも確かこの子の席
瑠花の前の席だしねっ!
ある意味ラッキー!!
「え―ずるーい!私も―!!」
「だめ!私が先にいったんだから!!」
女子うるさっ!
はやく席変わっちゃお―っと!
パシッ
「え?」
誰かがあたしの腕をつかんだ
メニュー