図書室の眠り姫*.+゜




教室に入ると、優衣と梶尾はもう来ていた。




「あっ!恵人おはよっ」

「はよ......」


「ねぇねぇ今日、転校生来るんでしょ!?」

「あぁ...らしいな。」




こいつ......男って知ってて言ってるのか?




んだよ。俺以外の男見てんじゃねぇよ。




「恵人クン。なんでそんなに不機嫌な......あー」




梶尾は何か分かった様子。




「優衣、転校生が男って知ってる?」

「え!?男の子なの!?女の子がよかった~」




なんだ、知らなかったのか。




しかも男って分かって、かなり残念な様子。




つか、このクラスとは限らねぇだろ......。