「やっと見つけました。鋼様、近江様。殿がお呼びです」 「……父上が?」 「はい。今すぐに来るようにとのことです」 「わかった。すぐに行く」 俺がそう言うと、近江が暴れ出した 「やだ!遊ぶの!」 「近江。父上が呼んでいるんだ。我慢しろ」 「だって」 「……ほら、行くぞ」 近江の手を引いて歩き出す 近江は半べそかきなが、歩き出す