【番外編】鬼に愛された女【鋼編】



「お前の意志で答えるのだ。我々は代々、頭領に使えてきたが、ちゃんと自分の意志をもって守ってきた」


「自分の意志……」


「そうだ。自分の意志がなければ、他人を守ることなどできない。守るか守らないか、ちゃんと頭領に話しなさい」


「わかりました」


深く深呼吸して、俺は頭領と神威様に向き合う



「俺は……。俺は神威様を……」