「お前の意志で答えるのだ。我々は代々、頭領に使えてきたが、ちゃんと自分の意志をもって守ってきた」 「自分の意志……」 「そうだ。自分の意志がなければ、他人を守ることなどできない。守るか守らないか、ちゃんと頭領に話しなさい」 「わかりました」 深く深呼吸して、俺は頭領と神威様に向き合う 「俺は……。俺は神威様を……」