頭領が顎をかいて俺たちにこう言ってきた 「息子はこの屋敷のどこかにいるはずだ。探してやってくれないか?あいつは神出鬼没だからな」 「……はい。では、失礼します」 俺は深く頭をさげて、静かに立ち、近江をつれて部屋を出て行った