「おいお前、待て」


だだっ広い屋敷を歩き回り、やっとのことで俺は神威を見つけることができた


「……なんだ魁か。どうしたんだ?」


神威は立ち止まり、振り向く


俺は神威であることを確認すると、走って神威に駆け寄る


「俺を……あんたのところで働かせてほしい」


「本気か?」


「あぁ」