どうやらこの似顔絵の鬼は、こいつらを裏切ったらしい 人間の女にうつつをぬかし、一族を捨ててまで、この森を去った それが許せないのだろう 「その鬼を殺せと?」 「捕まえろ。殺さなくてよい。分かっているだろう?人間の女は消せ」 「……わかった」 俺はどこに行っても利用される そんなのはわかってた