「それで?その鬼神院が俺に何の用だ?」 「じつは、そなたに鬼神院で働いて欲しいんだ」 「俺が?何のために?」 「用心棒として働いてほしい。そなた、強いのだろう?一つの村を全滅させたそなただ。きっと役にたつはずだ」 「お待ちください老長!この者は我が屋敷で預かっているのです。勝手に連れて行くなど、言語道断」 呆気にとられていた麗美が口を挟む 「そなたはこの屋敷の娘か?」 優しい雰囲気が一瞬にして消し去り、玄二は麗美を睨みつける