「なんだ?」


「あなた、元人の鬼でしょう?人の時はなにをしていたのよ?どうしてこんなに強いのよ」


しょうもないことを聞く女だな


「別に。普通の人だったが?」


「そんなはずはないわ!ならどうしてこんなに強いのよ」


ふーっと、ため息をつくと、俺はその場に座り込んだ


「鬼化してから、自分の身を守るために刀を使うようになったんだ」


なんでこんなことをこいつに話さなくてはいけないんだ?


不満をもちながらも、自分の過去を話し出した