夢見る少女の物語り


『追川先輩!』


「‥う゛ぅ゛‥‥」


『先輩!』


‥生きてた‥‥


安堵した瞬間、サイレンのような音が耳に入った。


『そうだ、救急車』


「大丈夫、俺が呼んだから」


最早ずぶ濡れとなった私に対して、橘君は傘を差し延べ中に入れてくれていた。


私の耳にしたサイレンはこちらへと向かっいたらしく、公園の入口に救急車は停車した。


救急隊員は直ぐさま夏紀を救急車に運ぶと、私達も救急車内へと促した。