「何、恋バナ?俺もまぜてよ」
「べ、別に何も……ね、ね?」
リーダーっぽい人が仲間二人に振ると二人は首を縦に激しく振った。
「そう?俺には紅に何か変な話を吹っかけてたように見えたんだけど?」
「な、何もないよ……い、行こっ」
三人組は陸が来た途端、態度がガラリと変わってさっさと逃げるように去ってった。
「ずっと見てたんだ?」
「…あぁ」
…一気に素の陸降臨。
切り替え早いな。
「オラ。早く部屋行くぞ」
「…アンタの部屋じゃないんだからさ。自分の部屋に行くみたいな声のトーンで言うのやめてくんない?……ってか、何しにくんの?」
「お前の飯作ってやんだろーが。料理ドヘタなんだろ?」
そう言って嫌みったらしく笑う陸。
(…うわ~、その顔腹立つわ~……)

