「今日は付き合わせてしまって、すみませんでした!
ありがとうございますっ」
広田くんの楽しいお話が聞けて、なんだか元気が出たあたしは居酒屋を出た後思いっきり頭を下げた。
「俺が誘ったんだからいーの!」
慌ててあたしを起こす広田くん。
「また、食べに行こうね?」
にっこり笑った笑顔が本当に癒し系で、もてるだろうな~なんてぼんやり思う。
「次はあたしがおごりますからっ♪」
「させるかっ」
わいわい言いながら駅に向かい、明日も頑張ろう!と手を振り、お互い逆方向のホームへと別れていった。
あたし、もう本気にならない。
あんなに苦しい思いは、
もうしたくないから…。

