本気の恋








「何かあったの?」



乾杯をして注文も通した後、優しく笑いながら首を傾ける広田くん。



「いえ!大丈夫です!

ちょっと今日は飲みます!!」


ふんっと胸を張っておどけてみた。


「明日仕事だよ?(笑)
付き合うけど、程々にね!」


そうだった~//


クスクス笑う広田くんに忘れてました~って舌を出すと、可愛いな~なんて言ってくれる広田くん。


同期っていいな、

本当は女の子の同期がいたら、毎日のようにこんな事したかったんだけど、、


でも広田くんは話しやすいし、一緒にいて楽しい。


いい友達になれそうだ。




「夏川さんって、彼氏いないの?」


仕事の話や広田くんの面白い話が一段落して、ふと質問された。



いくつか空いたお皿を横へ重ねながらあたしは言いきった。



「いません!もう恋はしたくないんです♪」


あ、酎ハイなくなっちゃった。
とグラスの底を見つめると広田くんが酎ハイを2つ注文した。


「なんで?もったいない!
やな思い出でもあるの?」


少し酔って赤い広田くん、


「ん~やな思い出……。」



言葉に出すと同時にブラッシュバックするあの時の光景



「あーごめんごめんっ!
思い出さなくていいよ!
無理に話してほしいわけじゃないからっ」

手をぶんぶん振ってごめんね?と言う広田くんを見て


あーまた思い出してたんだと気付く




もう2年も前の事じゃん、


いい加減こんな自分に嫌気がさす。