極悪彼氏

もしそうなったら、俺はこんなに大事なお前を恨まなきゃならなくなる。



そんなのごめんだからな。



「ねぇ、コタロー」

「ん?」

「昨日ね、引っ越しの荷物全部開け終わったの」

「で?」

「コタローがくれた手紙、読み返しちゃったよね」



はぁ!?



なんて書いたのかも覚えてねぇってのに!!



残る物って厄介なんだな…。



「気持ち、あの頃と変わらない?」

「変わってねぇよ…」

「じゃあ口で言ってよ」

「それは…言わねぇって言っただろ」

「5年間頑張った夢羽ちゃんにご褒美じゃん…」



俺がどんなヤツかってわかってるくせに。



相変わらず生意気なヒヨコだな。



「愛してる」

「えっ…?サービスしすぎ…」

「お前が言えって言ったんだろ」

「あた、あたしも愛してる…よ…?」



真っ赤になった夢羽にキスをした。



もう言わねぇ、お前の寿命が縮まったら困るから。



「俺、明日遅いからまだ寝なくて大丈夫だ」

「へっ!?コタ…ロー…?」

「天国行くなら一緒がいいよな?夢羽」

「ギャァァァ~…」




END