極悪彼氏

久しぶりに騒いで、バカみたいに昔話に花を咲かせて。



笑いまくった時間は過ぎるのが早かった。



次に集まれるのはいつになるやら…。



「疲れたんだね、ぐっすりだよ」

「ツキトが離さなかったからな…」

「寝顔、コタにそっくり」

「俺はこんなに幼くねぇよ」

「そうでもない」



眠る想太郎を夢羽とふたりで眺める。



最高に幸せな瞬間…。



「次は女だな」

「まだいらない。想太郎に寂しい思いさせたくないし」

「タイミングはお前に任せる」

「あたし達も寝よっか」



夢羽と同じ布団に入り、いつものポジション。



昔と変わらず回ってくる華奢な腕が愛おしい。



今の俺はきっと最強だ。



どんなことがあろうと、すべてに打ち勝てる気がする。



「おじいちゃんになってもこうして寝るの?」

「当たり前。夢羽がいなきゃ寝れねぇだろ。だから先に死ぬなんて許さない」

「それはどうかな?あたしが決められることじゃないし」



それだけは許さない。