極悪彼氏

ハゲルの方がマシだったな。



準備運動にもなんねぇ。



「お前強すぎ…」

「松川さんが弱すぎんじゃないですか?」

「ムカつく~!!俺の方が先輩なんだからな!!」

「そうだね」

「おもしれぇヤツだな、琥太郎。飲み行かねぇ?」

「いいですね、どこ行きます?」



付き合いも大事。



偉いヤツとメシ食ったりしたこともあるし、こうして共演者と飲みに行くのもたまに。



大人になったな、俺…。



「って、キャバクラじゃねぇか!!しかもVIP席!!」

「ここやってんの友達なんで」

「はぁ?どんな交友関係だよ…」



静かに飲めるし。



たまには顔出してやんねぇと。



「コタちゃん!!」

「よぉ、ツキ」

「何ヶ月ぶり!?ってか今度行くのに。俺が恋しくなった?」

「別に」

「そう言うコタちゃん、俺好き~!!浴びるほど飲んでって。女つけるなら連れてくるけど」

「ひとりでいい」

「了解~」



大人しめの女は酒を作るだけの存在。