極悪彼氏

無言で起きあがり、シャワーを浴びに行った。



顔から湯気が出そう…。



結婚してからあんまり甘い雰囲気なんてないから…。



でもあたしを求めてくれてるのは、女としてやっぱり嬉しい。



テーブルの上にある台本らしきものをテーブルの隅にずらした。



中にはなんか書いてあるけどあたしには理解不能で。



書き込まれた文字は読めない。



「ママ…」

「想!?どうしたの?早いね!!おはよう」

「パパいないの?」

「今シャワー浴びてるよ」

「パパとご飯食べる…」



ご飯!?



起きたばっかりなんですけど~!!



急いで朝ご飯の準備。



もうパンでいい…。



歯磨きをしに行った想太郎はシャワーを浴びたコタローと戻ってきた。



「ジャムがいい!?チーズ!?」

「甘いの。頭働くから」

「了解。あと何分で出る?」

「15分」



バタバタと朝ご飯を出した。



簡単な朝ご飯になっちゃったよ…。



それをふたりで食べる姿を見て、本当の幸せを手に入れた気がした。