極悪彼氏

この前梶さんに会った時、渚さんのことを話してた。



最近よく一緒に飲みに行ってるらしい。



あのふたりもうまく行かないかと思ってはいるものの…。



渚さんは手強いだろう。



あの想羽さんの嫁だから。



「コタちん、お部屋に荷物置きに行こう!!」

「ん」



前は別の部屋に寝たけど、今回は夢羽と同室。



窓から海が見えるいい部屋だ。



「人目気にしないでくっつけますね」

「くっつきてぇの?」

「くっつきたいよ?」



後ろから抱きついてきた夢羽の方を向いて抱きしめた。



相変わらずチビなカラダ…。



「コタローの匂いがする…。コレ好き…」

「変態」

「なんて言われたっていいもん…」

「あんまりくっつくな。最近すげー我慢してんだ」

「まだ我慢するの?」



ふざけんなクソ。



俺の努力を無駄にしやがって。



会えないし触れないしで、こっちは爆発寸前なんだよ。



「ちょっと待ってろ」

「うん…?」



俺、もう限界。