極悪彼氏

それからもあたしはティッシュを配った。



たくさん配ったのにまだ残ってる…。



バイト代、食費に到達できたかな…。



「オイ」

「はい!?」

「寒くねぇのか?」

「寒い…よ…」

「あっそ」



コタローが単独でやってきた。



怒られるかと思ったのにな…。



「風邪ひかれたら困る。レモンティでいいよな?」

「温かい…」

「コレ全部配んのか?」

「うん、でももう終わる時間だからムリだったみたい」

「手伝ってやるよ」

「いいよ!!あたしのバイトだし!!」

「うっせぇな。すぐ終わらせてやる」



コレって規約違反?



でも見られてるわけじゃないからいいのかな?



コタローが束でティッシュを手にした。



「女性も大歓迎です」



とか言っちゃって、ニコッと笑えば年上のお姉様は2つも受け取った。



今の…なに?



「きれいなお姉さん、バイトも募集してますので~」



だ、誰?