極悪彼氏

どうやらコタローの言った言葉には理由があったらしい。



冬休みはリクちゃんの別荘で過ごすんだって。



「絶対楽しいよね!!」

「メンバーは俺達とタイキ、モコ、美菜」

「あたしも参加する~!!」

「ちなみに会費制だからな」

「おいくら?」

「ひとり3万」



えっ…。



出してもらえるかな…。



今月もうお小遣いないし…。



「気にすんな、俺が出してやる」

「ヤダよ!!自分でどうにかする!!」

「どうやってする気だ?」

「ば、バイト探してみるから!!」



コタローの世話にはならない!!



こうしてあたしのバイト探しが始まった。



「パパ、バイトない?」

「夢羽ができるようなバイトはないな~。どうしてまたバイトなんか?」

「冬休みみんなでリクちゃんちの別荘行くから食費稼ぎたいの」

「えっ?いつからいつまで行く気?」

「冬休みいっぱい」

「じゃあ夢羽ちゃんがいない年末!?そんなの切なすぎて耐えられないんだけど!!」



うるさいな~…。