極悪彼氏

ガキの頃より一緒にいる気がする。



俺も半分諦めてる。



どうせまだ帰んないんだろうし。



それにしても顔も知らなかった母親がテレビでよく見かける女優だったとは…。



聞かなきゃよかったかも。



聞いたところで彼女を母親とは思えない。



なにをしたいわけじゃないし。



あっちも俺には関わらないって条件があるらしいから。



好き勝手やって生きてても、俺には関係ない。



「学校行くの!?」

「当たり前だろうが」

「行ってらっしゃい!!頑張ってね~」



なにを?



授業に半分も出てねぇってのに。



最近はおとなしく生活してるけど。



イズルとツキトのやる気を削ぐような生活をわざと送ってる。



まずバイクに乗り、夢羽の家に向かう。



心配なので送迎は必ずすることにした。



「おはよっ!!」

「中で待てって言ってんだろ」

「コタローがくるとパパがうるさいんだもん。早く行こう」

「乗れ」



これで学校に向かう。