極悪彼氏

タバコを消したコタローを連れてお兄ちゃんの部屋に案内した。



ニヤケてるコタローは本当に嬉しそう。



「眠れそう?」

「うん」

「ならよかった」

「オヤスミ」

「お、オヤスミ…」



コタローが今どんな気持ちなのかわかってしまうほど素直。



相当嬉しいんだろうな…。



部屋の真ん中で何かを感じてるように動かない。



「なんかいる!?飲み物とか…」

「いらない」

「そっか…」

「夢羽」

「ん!?」

「興奮すんな…」

「そりゃあよかった」

「逆に寝れないかも…」

「あははっ!!ゆっくり寝てよ~」



コタローに背を向け部屋を出ようとした。



なぜか後ろからギュッと抱きしめられて。



「ありがと…」



コタローからあり得ないお言葉。



カラダ熱い~…。



「どんな意味?」

「わかんねぇ。言いたくなった」

「卑怯者~…」

「何がだよ」

「いっぱいいっぱい…大好き!!」



初めてした自分からのキスはコタローの照れた顔がおまけとして付いてきた。