って事は、何にも口に出してないってことだよね。 よかった……。 桂木君って、誰が好きなんだ……? 「その、桂木君の好きな人って…。」 「青崎 雅。」 「本当に雅なの!?」 「あぁ。今日告白するらしいぜ。」 そうなのか♪ 「いいなー、雅。」 「じゃあ、お前も付き合えば?」 「誰と……?」 籃の顔がだんだん近付いてくる。 私の寝ているベッドに手をかける。 籃との距離は、もう数センチ……。 待って、この状況ってまさか………。