「・・・・んー・・」



目をゆっくり開けると、見慣れない天井。



「ここ、どこ・・・?」


「保健室。」


突然の応答にびっくりする。


声のしたほうを向く・・・。



「きっ、桐島藍!!」


「うるさっ。」



「・・・ごめんなさい・・。えっ、なんで、ここに・・?」


「覚えてないわけ?」


「うん・・。」



「サッカーボールが当たって、脳震盪。」


そういえば・・・。
思い出すと、頭が痛い。


「まだ痛むか?」


「多分、大丈夫です・・。」