バスから降りると、辺り一面が緑に囲まれていた。


まだ少し肌寒い


「雅、今からなにするの?」


「山登りって言ってた……。
紗弥は休んでなよ。」


「…うん。」


そして雅は、一緒に宿舎まで付き添ってくれた。


「帰ってきたら、また来るからね♪」

「うん。頑張ってね。」



あーあ、雅行っちゃった……。

山登りって、結構時間かかるよね。

保健の先生も山登り行っちゃったし。



つまんないなー………。



キイッとドアを開ける音。

ん、誰……?