「修斗、遅せーよ!」 「ごめん、ごめーん。」 俺らは、バスの一番後ろの席へと乗り込む。 そう、今日から2泊3日の宿泊学習。 「オレ、楽しみすぎて昨日寝れなかったー。」 「ガキかよ。」 「おはよー!桐島君、修斗君。」 「雅ちゃん、紗弥ちゃんおはよう。」 「おはよ……。」 「紗弥ちゃん、風邪引いたの? いつもと声、違うじゃん。」 確かに。 「大丈夫。ちょっと熱があるだけだから」