屋上からの帰り道。
たまには、道をかえて中庭を通ろう。
中庭を通ろうとした瞬間、
どこかで俺の名前が聞こえた。
誰だ?
聞こえたほうへと、足を運ぶ。
そこには、桜井と紗弥が。
しかも、桜井がずいぶんと強引。
あいつ、何回目の告白だよ。
紗弥は、困っている様子。
助けるか……。
「今、俺のこと呼んだ?」
俺の顔を見るなり、露骨に嫌な顔をする桜井。
「桐島、お前いつから。」
「さぁ?」
「ふっ、ちょうどよかった。お前に聞いておきたい事があったんだよ。」
俺に聞きたいこと……?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…