「よし、完成。」 田中さんの言葉に、ゆっくりと目を開ける。 「………えっ…。」 「きゃー!!!紗弥かわいい♪」 思いきり抱きつくあず姉。 いまだ、鏡とにらめっこをする私。 これ、本当に私なの…? 色は、明るすぎす暗すぎず。 長さは全く変わってなく、全体が軽くなった感じ。 「田中さん、ありがとうございます。」 「いえいえ。また染めたくなったらいつでも来てね♪」 そのまま、あず姉の車で家へと帰った。