クラクションの鳴ったほうを見る。

そこには、見慣れた車が一台…。


「あ、あず姉!?」

「やっほー。」


車を私達のすぐ側に駐車する。


「なんでいるの?」

「ちょっと用があってね。」


窓から顔をだす。


「やべぇー、本物だ!!
オレ、桂木修斗って言います。梓さんのファンです。」


「ありがとう♪いつも紗弥がお世話になって。」

「いえいえ、こちらこそです。」


「あっ、今日は紗弥に用事があって来たのよ。車乗って。」


「えー!みんな、ごめんね。また明日」


あず姉の車へと乗り込む。