いつ切り出そう…


藍だって何か言うかもしれないし。



「「…あのさっ、!」」




見事に重なった声


「ごめん、紗弥から言って?」


「藍からでいいよ…」




「さっきはごめん。」


藍が口を開く。


「俺、サッカー出来なくてイライラしてて。リハビリとかももういいやって思った。んで、笑顔でサッカーの話する紗弥に八つ当たりした。…本当ごめん!」



「私も、藍の事全然わかってなかった。私のほうこそごめんね……」