しばらくすると、紗弥が病室に入ってきた。 「……大丈夫?」 「大丈夫。心配かけて、ごめんな…。」 「本当にどっか痛いとかないの!?」 「うん。とりあえず、落ち着け。」 「あっ、ごめんなさい……。」 「いや、大丈夫だから。あのさ、内村さん呼んでくれない?」 「あっ、内村さんならこの病院内にいるはずだよ。」 なんだ、いるのかよ。 そのあと、紗弥に連絡してもらった。 5分もしない内に、やってきた。