サッカーぼーる




担架に運ばれ、コートから出る。





「行ってきなよ。」


雅や他のマネージャーに言われ、私は藍の元へ駆けつけた。




試合は続く。





でも、私には周りの声援やボールを蹴る音も何も聞こえない。





「……っ藍!!」



治療を受けている藍に駆け寄る。




ニコッと笑ってくれたけど、すぐに痛みを堪える険しい表情へと変わった。



「藍、大丈夫だからね。」



私は藍の手を強く握った。