「藍、お前はどうなんだよ?」


「はっ、何が?」


「紗弥ちゃんだよ。オレがせっかく二人きりにしてやったのに・・。」


「お前が二人きりになりたかっただけだろ?」


「ばれたー?」


「当たり前だ。」




「でも、実際どうなんだよ?」



「・・・知らねー。」



テレビでは、ホイッスルの音と同時にサッカーの試合が始まった。