「長谷川監督、こいつらです。」 飛鳥に連れられてきたのは、監督ルーム 「おう。じゃあお前は練習に戻れ!」 「はいっ。失礼します。」 いつものふざけた飛鳥からは、感じられない態度だった。 「さてと、自己紹介でもしてもらうか」 「「はい」」 「じゃあ、右のやつから。」 「はい。1年3組、桂木修斗です。知っているとは思いますが、部長の桂木飛鳥とは、兄弟です。」 「なんでサッカーを始めたんだ。」 「兄の影響です。」 「そうか、じゃあ次。」 俺の番かよ……。