それからすぐ、委員会の仕事があるとかで、椿はどっか行ってしまった。 チャイムが鳴るまでもう少しあるから、周りもまだザワザワしてる。 そんな中、メイクをし終わったあたしは、話し相手がいないから読書中。 …とそこに、常日頃ハイテンションの彼が。 「麗奈、おっはよー♪」 「おはよ、翔くん。」 あたしは視線を本から翔くんに移し、少し笑って挨拶を返す。