ん、知ってる。



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耐えて耐えて堪えて…。

結局2年、無駄にしちゃったな。

寒空の下、手に息を吹きかけながら思う。

いや、あぁいうタイプの男と付き合ったら自分がどうなるか、ある意味学べた2年だったかも。

一人納得しながら駿がきっかけで始めたアルバイトに向かった。

元々酒好きで人好きっていうのもあって、今じゃ昼のバイトより気に入ってる。

昼のバイトはアミューズメント施設でコーヒーを売るお姉さん。

もう働いて3〜4年くらいになるから仕事に慣れてしまって退屈だった。

その点バーでの仕事は毎日がお酒とサービスの勉強で楽しくて駿の事も忘れてハマれる。