ほんのり甘くて、ちょっぴり切なくて。


あたしは殴られた方の頬を手で隠しながら電車に乗り、駅から家に向かって歩いた。



時刻は19:00前。


すごく時間かけちゃったな…。



家の近くまで来て、誰かが家の前にいることに気がついた。


誰だろ…?



「あーりす♪」


「え…優美?」


「ありすママがまだ仕事から帰ってきてないって言ってたから、家の前で待たせてもらっちゃった。
って、ありす!
顔!どうしたの?!」


優美が駆け寄ってきて、あたしの頬を心配してくれる。



自然と流れる涙。