ほんのり甘くて、ちょっぴり切なくて。


羅衣弥が指差したものは、あたしが着ていたパーカー。


「ちゃんとチャック閉めとけよ。」



そう言って、羅衣弥はあたしのパーカーのチャックをゆっくり閉める。


うわ…近い!近い!!



羅衣弥が目の前にいる…。


あたし、今すっごく赤い顔してるんだろな…。



「他の男に見られるだろ。」


羅衣弥が、そうポツリと呟く。



それって……どういう意味…?