何だか気まずい雰囲気になってしまい、耐えられなくなったあたしは話をそらす。 「ところで、羅衣弥休んどくんじゃなかったの?」 あたしが海に出てきて10分くらい…。 全然休めてないよね。 「お前が一人だから来てやったんだよ。 一人でいたらさっきみたいに男に絡まれてキリがねぇだろ。」 あ…心配してくれたんだ…。 言い方はキツいけど、ちゃんと優しさがこもってる。 「お前は俺が守ってやらねぇとな。」 え…。